2025/12/30 20:40

フォルコンブロート

噛むほどに、自分が満たされる。

小麦全粒粉パンという「贅沢な習慣」


最近、パンを食べて「あぁ、いま体に良いものを取り込んでるな」と実感したことはありますか?

もしあなたが、ふわふわの白いパンも好きだけど、もっと「穀物そのものの力」を感じたいと思っているなら、ぜひ一度じっくり向き合ってほしいパンがあります。

それが、小麦の皮から芽まで丸ごと使った「小麦全粒粉パンのフォルコンブロート」です。

「小麦を丸ごと食べる」という贅沢

一般的に、この手の黒いパンというとライ麦をイメージしがちですが、小麦全粒粉だけで焼かれたパンには、また格別の美味しさがあります。

ライ麦特有の強いクセが控えめな分、小麦本来の「香ばしさ」と「力強い甘み」がストレートに伝わってくるんです。

しかも、それを支えるのがサワードゥ(天然酵母)の力。乳酸菌の力でゆっくり発酵させることで、全粒粉の豊かな風味を最大限に引き出しています。

見た目は少し無骨で、ずっしりとした重み。でもその中には、精製された白い粉では捨てられてしまうビタミンやミネラル、食物繊維がぎゅっと詰まっています。


体が喜ぶ、ご褒美のようなパン

このパンが「究極の健康パン」と言われるのには、ちゃんとした理由があります。

ゆっくり消化、ずっと元気: 低GI食品なので、食べた後の血糖値が上がりにくく、腹持ちが良い。

栄養を余さずキャッチ: 天然酵母の発酵プロセスのおかげで、全粒粉に含まれる鉄分などのミネラルが体に吸収されやすくなっています。

翌朝の体が軽い: 豊富な食物繊維が、内側からスッキリをサポートしてくれます。


味わい深い「ひと切れ」の楽しみ方

このパンをより楽しむなら、スライスの厚みにも少しこだわってみてください。

おすすめは、だいたい1センチくらい。このくらいの厚さがあると、全粒粉のザクザクとした粒感と、噛み締めた時のもっちりした満足感のどちらも欲張りに楽しむことができます。

1センチほどの厚みに切り分けたら、まずはそのままオープンサンドに。クリームチーズをたっぷり塗ったり、アボカドや目玉焼きをのせたり。しっかりした生地なので、どんな具材も力強く受け止めてくれます。

そして、最後にぜひ試してほしいのが「トースト」です。

軽く熱を入れると、部屋中に「お日様の匂い」のような香ばしさが一気に広がります。熱々のパンの上でバターを滑らせ、ガブリと一口。全粒粉の香ばしさとバターのコクが溶け合うその瞬間、心まで解きほぐされるような充足感が訪れるはずです。

派手さはないけれど、一度その深い味わいを知ってしまうと、不思議とまたあの「噛み応え」が恋しくなる。

明日の朝は、お好みの厚さに切った全粒粉パンを丁寧に焼いて、自分を労わる時間を作ってみませんか?